- ブロック塀の距離と高さによって金額は変わる。
- ブロック塀の施工単価は、8,000円/m2~15,000円/m2程度
- ブロックの種類や基礎の条件によっても変動します。
- 概算の見積条件はこの記事をチェック!
ブロック塀とは
ブロック塀といえば、家の外周に積み上げられることの多い
コンクリート製のブロックを積み上げられて作られた塀や壁の事です。
コンクリートブロックなので、CB(Concrete Brock)と略されることが多いです。
一般的に一つのブロックは長さ400mm、高さ200mm、厚み100~150mm
程度のものを指します。
また、無地のものや、リブブロックや化粧ブロック等と呼ばれる
模様のついたブロックもあります。
ブロック塀の工事の流れ
ブロック塀を施工するには、ざっくりと下記の流れが一般的です。
①ブロックを積む場所に、ブロックの基礎をつくるために掘削
②掘削した箇所に基礎となるコンクリートを打設(施工)するために
鉄筋を組立て、基礎コンクリートの枠をして、コンクリートを流し込みます。
③基礎コンクリートの上にブロックを積んでいきます。
ブロックとブロックの間の目地を仕上げて
ブロックの中にもモルタルをきっちり充填してあげたら完成です。
20mの距離で、高さ1.2mのブロック塀だとどれくらいかかるのか?
先ほどの工事の流れに沿って、この条件の時に
どれくらいの工事になるか、見てみましょう。
①掘削
20mの距離を、幅0.5m、深さ0.2m掘って基礎をつくるとしましょう。
ユンボ 10,000円×1台=10,000円
3tダンプトラック 10,000円×1台=10,000円
作業員 25,000円×2人=50,000円
掘削して出た土の処分費(残土) 8,000円×2m3=16,000円
計 96,000円
②基礎コンクリート
鉄筋 300円×50本=15,000円
鉄筋組立作業員 25,000円×1人=25,000円
基礎コンクリート枠組立作業員 25,000円×1人=25,000円
生コンクリート 30,000円×2m3=60,000円
生コン打設作業員 25,000円×2人=50,000円
計 175,000円
③ブロック積
ブロック 250円×300枚=75,000円
ブロック積作業員 25,000円×3人=75,000円
モルタル(砂+セメント) 25,000円
計 175,000円
①~③の作業を合計すると446,000円となります。
こちらに、工事業者の諸経費や法定福利費、利益分の上乗せが30%程度として
446,000円×1.3=579,800円となります。
つまり、単価はこうなります!
20mのブロック塀を作るための基礎工事は
①と②で、96,000円+175,000円=271,000円
諸経費等を含め、271,000円×1.3=352,300円
つまり、基礎工事の単価は
352,300円÷20m=17,615円/m
ブロック積の工事に関しては
20mの距離で、高さ1.2mのブロック塀は、20m×1.2m=24m2として
③が175,000円なので諸経費等を含め、175,000円×1.3=227,500円
つまり、ブロック積の単価は
227,500÷24m≒9450円/m2
となります。
これらの金額をベースに
これより高ければ、「少し高いかなぁ?」と思い
これより安ければ、「安すぎて、大丈夫かなぁ?」と
思うような目安にしていただければと思います。
施工単価は地域によって、差があります。
日本全国で、材料費や人件費には、大きなばらつきがあります。
私の住む関西地方では、他の方々の話を聞くところによると
コンクリートや人件費が、日本でもトップクラスに高いようです。
また、現場が広い狭いや、閑散期や繁忙期など
色々な条件が重なることで
金額は変わってくると思いますので
「自分の家で施工する場合は、どうなるだろう?」と思った方は
ぜひ、お問い合わせください!
お答えさせていただきますので
ご自宅の外構工事の費用の参考にされてはいかがかと思います。
外構工事を楽しんでください!
- ブロック塀の距離と高さによって金額は変わる。
- ブロック塀の施工単価は、8,000円/m2~15,000円/m2程度
- ブロックの種類や基礎の条件によっても変動します。
- 概算の見積条件はこの記事をチェック!
コメント